【個別銘柄】フィリップ モリス インターナショナル(PM)
夫のななしです。
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こんにちは。
今日はフィリップ モリス インターナショナル(以下PM)について記載します。
喫煙者ではなくとも認知度は高いと思っています。
PMはマルボロ、ラーク、パーラメントという世界的タバコのブランドを持っています。
最近はiQOS(アイコス)の販売も始めており、紙巻タバコだけの販売ではなくなっています。
アルトリアグループ(MO)からの分社化による子会社です。
まず私は銘柄の大きさに関係なく、基本的には指標を軸に購入の判断を行います。
比率を高めるときや、利回りに目がくらみそうなときは特に気を付けて読むようにしています。
①ベータの確認
ポートフォリオ全体でのベータが0.8程度になるように組んでいくことを意識しています。
ポートフォリオの比率も関係します。
PMは0.93ですからある程度の値動きを許容する必要はありそうです。
②PERの確認
ダウ平均との比較。
PMのPERはタバコという起訴リスクを持つ製品が主体と考えると割安と言えないレベルです。
理想は40%程度です。
PMは-39%です。PMやばいのか!?ということではありません。
PMはこういう会社です。後述します。
④株価キャッシュフロー
マイナスかどうか。
PMは19.39倍。とても優秀な数値が出ています。
⑤ROE
30%を目安にしています。
PMは-51.9%程度。
PMがマイナスになるのは当然の理由になります。
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⑥売上高
横這い、または上昇かの確認をします。
PMは大きく動くことはないでしょう。ただしこれからの新興国や先進国での健康リスクへの議論が大規模に行われた場合、一時的に落ち込むと思われます。
昔は私の子ども頃タバコのCMは多くありましたが、今はなくなりました。
(その代わりに過払い金とパチンコ屋のCMが増えているように思えます。)
若い世代がタバコを吸わないというのはCMがなくなったことも理由としてはあると思います。
⑦配当
横這い、または上昇かの確認をします。
PMは連続増配8年(MO時代を含めると46年)の銘柄です。
これからも企業倫理としてぎりぎりまで配当を支払うと思います。
ただし私の個人的な意見ですが、現在でもPMは配当への支払いと自社株買いを行い、見かけ上の財務状況や1株純資産が低く出てしまいます。
投資についてはブランド力での結果となるので、これからも変わらないと思いますが、配当や自社株買いによるキャッシューフローの状態について私は良いと思いません。
しかし、高配当利回りと配当による源泉徴収がそのほかのアメリカ株よりはかかりません。
(PMの本社はアメリカからスイスへ移しているためです。)
営業・投資・財務の確認。
絶対値比較を行い、営業CF>投資CF(ー数値)+財務CF(ー数値) の形になっているか。
PMはなっています。最高ですね。
【総評】
・割安かどうかという話をすると判断ができない銘柄というのが結論です。
・増配については配当性向が上がったとしても引き続き成長を続けるでしょう。
・とてもアメリカ的な企業です。企業活動を行い、自社株買いと配当へ回していく。
・タバコという存在への懸念。
タバコという存在への懸念のみがPMを投資する際に気になる点です。
株主としてはありがたい企業であり、タバコという嗜好品を考えれば数十年後も企業の存続はたやすいと感じます。
ただ、私は起業スタンスが行き過ぎた形に見えてしまい、いつも二の足を踏んでしまいます。
配当利回りで5%程度になった際には購入について検討したいと思います。
記載:ななし
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